南京錠が錆び付いて開きません。

世の中の「鍵」や、その対となる「錠前」は数えきれないくらいの数が存在しています。具体的に例を挙げると、2015年現在の最新式としては、スマートフォンにカギとなるアプリケーションをインストールして、そのまま住宅の施錠に利用するものもあるのだとか。他にも、「ICチップ」が埋め込まれていて、suicaやpasmoなどと同じように「非接触型」で施錠するマンションなども増えてきているようで、今後も様々な種類のカギが登場すると予想されています。

さて、このように現代は色々な種類のカギが存在していますが、逆に何十年も昔から存在していて、今も生き残っているという種のものもあるのです。
例えば、簡易的なロックとして「倉庫」などで多く使われてきた「南京錠」は、この代表選手と言えるでしょう。鈍く金色に光る錠前にカギを掛けたことの無い人間は、今の時代でも「いない」と言っていいほど、日本全国に広く普及しています。

この南京錠、安価で大量生産されており、非常にコストパフォーマンスは良いのですが、使用環境によっては、時に「錆び付いて開きません。もう錠前ごと壊すしかない」というような状態になってしまうことが多々あるのが泣き所です。実際、私も小学校のころに体育倉庫の南京錠が錆びて全く開かなくなり、担任の先生がペンチで無理やりにねじ切っていたのをよく覚えています。

「コストパフォーマンスが良いが、反面耐久性に欠ける」と、これが私が「南京錠」に持っているイメージなのです。